のことの重要性・必要性に気づき︑行動され︑既に多くの実績を上げている先駆者です︒こうした活動をされている赤岩先生の名声は︑大学の自慢の同窓生ということもあり︑以前より存じ上げていましたが︑今日のように日常的に研究仲間として親しくお付き合いさせていただくようになったのは︑およそ五年ほど前からです︒きっかけは︑中小企業庁が設置し︑筆者が座長を務めた﹁経営革新支援制度評価委員会﹂の専門委員の一人として︑赤岩先生も選任され︑二年間にわたり中小企業の経営革新のあり方・進め方等について議論をする機会があったことです︒ちなみに︑現在では経済産業省関東経済産業局に設置されている﹁中小企業のあるべき姿に関する研究会﹂で︑引き続き一緒にその議論を続けていますが︑赤岩先生の主張はぶれず︑この間一貫していました︒その主張を要約すると︑﹁中小企業問題の大半は︑管理や方法といった経営の﹃テクニック﹄等の問題ではなく︑中小企業の最大経営資源である﹃経営者﹄や︑その目的・使命である﹃経営理念・経営哲学﹄に関する問題であり︑これこそが中小企業の本質問題である︒それゆえ︑この本質問題にメスを入れ︑改善・改革しない限り︑我が国中小企業の未来はない⁝︒﹂と︑いつも力説し議論を深め活発化させてくれました︒2
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