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産能大学の宮田矢八郎教授は︑その著書﹃収益結晶化理論﹄において︑﹁理念が独自性を生む﹂として︑企業経営における経営理念の有効性・重要性を実証研究から指摘しました︒さらに卓越経営者のモデル像を提示し︑その中で﹁卓越経営者は経営判断の原則を宗教・信仰︑信条・信念のレベルで把握している︒・・・苦労克服にあたって役立ったのは﹃自分の信念・経営哲学﹄である﹂(iv)と導きだしました︒このように︑経営者自身の信念・哲学は︑経営判断のよりどころとなり︑企業を繁栄発展に導くための原動力になるものなのです︒つまり︑企業の哲学とはまさに経営者の人生哲学を意味し︑その人生哲学の善し悪しが︑結果として企業の盛衰に大きく影響することが指摘されているのです︒なぜなら︑リーダーたる経営者は方向性を示す役割を担う人であり︑その方向性につい3.自分の人生哲学を経営理念とせよ26

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