略﹂であり︑倒産させないための﹁業績管理﹂(i)であると考えられます︒多くの中小企業に欠けているもの︑それは企業を生成発展させるための﹁哲学﹂と﹁戦まず︑﹁戦略﹂を先に説明しまし■う︒これは哲学・理念を具現化するために︑限りある資源を有効に活用するための思考の枠組みであり︑ビジョンに向かってはしごをかける作業です︒いくら︑夢・ビジョン・目標があろうと︑それに到達する道筋を明示しなければ従業員とともに到達しようがありません︒目の前に池が二つあるとします︒一つは︑魚が多くいる池であり︑もう一つはあまり魚がいない池だとします︒このような場合に︑魚の多い池を選択︵意思決定︶するのが経営者の役割です︒しかし︑魚の少ない池を選択し︑釣り人︵従業員︶に対し︑﹁もっと頑張って釣れ!﹂と叱咤激励することが経営だと錯覚している経営者がなんと多いことか︒し1.はじめに第1章 現代の中小企業経営者に不可欠なのは「哲学」と「戦略」だ!17
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