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4中世のギルドの混成物であった。これは数年の間「アメリカの」組織にならなかった12。1887年にAAPAを結成した人たちは、簿記や経営助言を含むさまざまな業務を提供しており、監査のみに従事していたわけではなかった13。(2)AAPAによる会計士業界初の倫理規則(1888年) AAPAの初期の会員たちは、個別の倫理規定を作成したり、体系化された一連の規則を個別に策定したりしないことを決定した。その代わりに、AAPAの1888年の細則(by-laws)の第5条に2つの基本的な規則がその他の規定とともに包含されて定められた。その第1の重要な規則は、会員が自身の名前で他の非会員(nonmembers)と仕事をすることを禁止するものであった。これは、簿記係(bookkeeper)から“プロフェッショナル”会計士(“professional” accountants)を分離するために書き込まれた。第2の規則は、会員が非会員に紹介料を支払うことを禁止するものである14。 わが国の学説にはこれと異なる見解もあるが15、少なくとも1888年のAAPAの細則第5条に2つの倫理規則が存在したことは注目に値する。 なお、規則の内容から、その当時、一般的に会計士と簿記係の違いが不明確であったことが理解される。AAPAの最大の関心は公共会計士(public accountants)と簿記係との区別にあったのであろう。ちなみに、その規約(constitution)や細則において独立性(independence)に関する言及はなく16、細則に包含されていた2つの規則も独立性を担保するものではなかった。AAPAは、その初期の頃、規約や細則において独立性を扱うことを正式には認めていなかったのである17。(3)19世紀後半における会計士業務の類型 会計士による広告はその時代の会計業務の1つの類型を反映している18。 19世紀後半の広告用チラシ(circular)は「企業向けの帳簿の計画と作り直し、組合勘定の作成と調製、特に虚偽記載(fraud)のみならず間違いに対する予防措置(safeguard)としての帳簿や財務諸表の定期的な監査と検証」を謳っていた。ある広告では、「公共会計士の義務と業務は、信頼できる従業員の現金と有価証券の不足の可能性を調査して報告することだけに決して限定されません。会計の適切な分割、帳簿と計算式の計画、一般的な組織と職務への支援と助言、適切な予防措置と方法を採用して報告文書(dispatch)の正確性を保証

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