1「マインドフルネス」の効果2「マインドフルネス」のやり方3「マインドフルネス」の実践例■スポーツでの活用(ノバク・ジョコビッチ選手)Point ! ※マインドフルネスの創始者はジョン・カバット・ジン博士といわれています。参考文献:石川善樹著『疲れない脳をつくる生活習慣』プレジデント社ノバク・ジョコビッチ著 タカ大丸翻訳『ジョコビッチの生まれ変わる食事』三五館まずは、呼吸に集中しましょう。しばらくすると別のことを考えてしまい、注意力が散漫になることがあります。注意力をコントロールすることがポイントです。■グーグルの社員研修2007年から、マインドフルネスをもとにした能力開発プログラムが行われています。プログラムでは、1日数分の瞑想を7週間継続し、注意力や感情のコントロール力向上を目指します。生産性向上・ストレス軽減につながっていることが報告されており、重要な研修として位置づけられています。男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手は、毎日15分のマインドフルネスを行っています。ジョコビッチ選手によると、このトレーニングは「肉体的トレーニングと同じくらい重要なもの」と述べており、集中力・判断力の維持につながっていることがわかります。めいめい▶目を閉じて、背筋を伸ばし、姿勢を正す。▶2〜3分、深い呼吸をする。▶呼吸をしている間、意識を1点に集中させる。▶最初は、1分など短時間でOK。継続的に行うこと。マインドフルネスとは、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」です。具体的には、「瞑想」を行い、脳の注意力をコントロールできる状態を目指します。集中力や発想力などを高めるトレーニング法として、心理療法や、学校教育、企業での研修など、幅広い分野で活用されています。活用できる身近なシーン・仕事の失敗や不安を長期間ひきずってしまう。(原因は…)過去の出来事に意識が偏り、目の前の事柄への注意力が低下。・抱えている業務が多く、ケアレスミスをしてしまった。(原因は…)複数の業務を並行して考えるあまり、目の前の業務に対する注意力が低下。⇒自身の意識や注意力の向け方を鍛えることで、不安の解消やミスの軽減につながります。 鼻から5秒くらいかけて吸い、10〜15秒かけて吐くこと。Point ! 仕事をしていると、「仕事に慣れず、焦りや不安を感じる」「職場の人間関係に気を使い、緊張が続く」「責任が重く、家に帰っても気が休まらない」など、ストレスが生じることがあります。こういったストレスがたまると、注意力が散漫になり、仕事のミスや判断力の低下にもつながります。この対策として注目されているのが「マインドフルネス」です。集中力を高める!「マインドフルネス」を活用しよう
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