社員を知る STAFF

30代男性

第2編集部勤務
2020年入社
前職:塾講師

TKC出版を選んだ理由を教えてください。

前職は塾講師です。生徒は小学生~中学生がメインで、主に算数・数学・理科を教えていました。子どもと接するのは好きでしたし、何より人の成長を感じられるのが楽しくて。「先生のおかげでテストの点数上がったよ!」なんて報告を受けたときはすごくうれしくて、やりがいもあったのですが、徐々に自分の中に眠っていた「ものづくり」に対する興味を無視できなくなってしまって……。

きっかけは、入社2年目から塾の広報誌やチラシなどの制作も手掛けるようになったこと。それを機に、「伝えること・つくること」の楽しさに目覚め、制作物を手掛けるたびに「出版社で働きたい」「編集や取材の仕事をやってみたい」との思いがどんどん強くなっていったんですよね。塾講師から編集という、まったくの畑違いではありますが、「1回しかない自分の人生。せっかくなら、チャレンジしてみよう!」と一念発起。それで転職活動をスタートさせました。

ところが、転職しようと思っていざ出版業界を見てみると、一口に「出版社」「編集」と言っても、エンターテインメントや医療、法律など、さまざまな分野に特化している会社があることが分かりました。そうして、結構長い時間をかけていろいろな会社の情報をチェックしているうちに、税務・会計・経営の分野に特化しているTKC出版と出会ったんです。

正直、初めて聞く出版社だったので、最初は「何をしている会社なんだろう?」と(笑)。でも、転職サイトや採用サイトで企業理念や仕事内容を見て、そして面接で先輩方の話を聞く中で、親会社のTKC(会計事務所向けサービス大手)をはじめとしたTKCグループは、すごく社会貢献度の高いサービスを提供しているグループなんだと分かりました。それがすごく良いなと。それから、僕は好奇心が強いほうなので、今まで自分が関わってこなかった分野に興味があったんです。未知との遭遇って、やっぱり面白いじゃないですか。「今までやったことがない。だから面白い。やってみよう!」というのが、TKC出版に入社したシンプルな動機ですね。

実際に入社してみて、どうですか?

入社後は、税理士・中小企業向けの小冊子や季刊誌、映像編集などを手掛ける第2編集部に配属されました。依頼原稿の整理や校正はもちろん、経営者への取材や、動画コンテンツの収録現場に同行させてもらうなど、幅広い経験をさせてもらっています。すごく刺激的だし、楽しいです。

実は、私の入社は2020年4月。新型コロナウイルスの影響が全国に拡大し、緊急事態宣言が発出されたタイミングでした。だから入社してほんの数日で、「原則週5日テレワーク」の環境に突入することになったんです。

個人的に「ちょっとすごいな」と思ったのは、TKC出版では、すでにテレワークの環境が完璧に整っていたこと。なんとなく、出版社だからアナログなイメージを持っていたのですが、入社時には専用のノートPCとiPhoneが準備されていて、Microsoft365も導入済(※)。クラウド対応も万全で、スムーズにテレワーク体制に移行することができました。

※セキュリティの関係上、テレワーク時は自宅のネットワークは使用せず、iPhoneのテザリング機能を利用してノートPCを使用。また、基本的に業務に必要なデータはすべて、Microsoft365のクラウドストレージにアップされている。

テレワーク体制について教えてください。

現在(2021年1月)もテレワーク体制は続いていて、テレワークの時は9:00~18:00で原則残業禁止。業務開始時と業務終了時に上司宛にメールで連絡する決まりです。それと、Web会議システム(Teams)を活用した朝礼(9:30)と終礼(17:30)が毎日あるので、仕事のオン・オフのスイッチは案外切り替えしやすいなと感じています。入社直後に原則テレワークとなって戸惑いはありましたが、テレビ電話やチャットでこまめにコミュニケーションをとれるので、寂しさや不安を感じることはほとんどなかったですね。非対面でも、上司は的確に指示してくれますし、先輩方もしっかりフォローしてくれますから。

ただ、もちろん紙媒体を扱っている以上、印刷見本などの現物を確認するため出社が必要な時もあります。映像関係の仕事では、収録現場に立ち会うことも。それに締切仕事なので、校了日(データ〆日)前には、残業しないといけない日もあるにはあります。それでも、もちろん自己管理が前提になりますが、当社は勤怠スケジュールの管理体制がしっかりしているので、毎日遅くまで残業三昧……ということはありません。実は、入社前は「出版社だから、きっと残業も多いんだろうな」と覚悟していたのですが、良い意味で裏切られました。なので、「仕事とプライベートの両立」がしっかりできている実感がありますね。

仕事をする上で大切にしていることは?

とにかく確認すること。特に、テレワークの環境下ではこまめなコミュニケーションが大事だと最近感じます。だから、分からないことや不安なことが少しでもあれば、自分の憶測や思い込みで物事を進めるのではなく、上司や先輩、関係者にしっかり確認するよう心掛けています。

前職で、「分からないことは恥ずかしいことじゃない。分からないことはそのままにせず、何でも聞きなさい」と子どもたちに言い続けていたので、それが影響しているのかも(笑)。とはいえ、同じことを何回も聞くのはさすがに迷惑だと思うので、きちんとメモは取ります。そうして必ず「自分メモ」を見返して、「これは2回目じゃないな」とかちゃんとチェックしてから、質問するようにしています。

それから、難しいことを分かりやすく伝えるために、原稿の内容をしっかり理解することも大切だなと思います。最近、贈与税のことを解説する小冊子(Q&A)を初めて担当させてもらいました。難しい専門知識が多くて、理解するのが大変でしたが、その分きちんと理解して分かりやすい表現へと工夫したり、校正で誤りを見つけたりできたときは、「あ、俺成長してる!」と感じられて、ちょっとうれしい(笑)。初めて自分が手掛けた制作物が納品されたときは、すごく感慨深かったですね。

ひそかな「野望」を教えてください。

仕事の面でいえば、早く一人前になりたいですね。今は経営者向けの小冊子や書籍、映像など、先輩方にアドバイスをもらって一緒に制作することが多いですが、企画から制作まで一人でしっかり成し遂げるようになりたい。まだまだ新人なのでダメ出しはしょっちゅうされますが、結局、ダメ出しされたところを直すとすごく良くなるものなんですよね。だから上司や先輩たちは、やっぱりすごいなあと。早く自分でその域まで行けるようになりたいなと思っています。

プライベートな面でいえば、コロナが収束したら、北海道に行きたい。おいしいものをたくさん食べたいです(笑)。それから、イギリスのベーカー街に行ってみたい。父の影響で推理小説、特にシャーロック・ホームズが大好きなので、小説の舞台となった街をこの目で見て、ホームズとワトソンに思いを馳せてみたい。早く自由に旅ができる時が来るといいなあ……。それが今の一番の夢、ですね。

ある1日の流れ

09:00
上司に勤務開始のメール(テレワーク)
09:10
メールチェック
09:30
朝礼(その日の業務内容の確認)
10:00
Webで打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
イラスト案の作成
15:00
原稿整理
17:30
終礼(その日の業務内容の報告)
17:40
メールチェック
18:00
上司に勤務終了のメール
退社後は…?
本やマンガを読んだり、テレビやYouTubeを見たりしてまったり過ごします。テレビは刑事もの・探偵もののドラマ、YouTubeはお笑い芸人さんのチャンネルをよく見てますね。
星座
やぎ座
趣味
ひとりカラオケ、読書、お笑い
オフの日の過ごし方
家事(平日は妻に頑張ってもらっているので)

「ことば」を伝える、社会が変わる。