①遊び心を忘れないこと、②+αの仕事をすること、③自分本位にならないこと、の3つです。
「①遊び心を忘れない」というのは、インプットを増やすために欠かせないんですよね。インプットを増やせば雑談力が高まるので、取材先でのトークがはずんだり、新たな仕事のご縁につながるきっかけになったりしますから。
今は子どもがいて時短勤務のため、取材や出張をセーブしてもらっていますが、育休・産休前には月に1回くらいの頻度で出張がありました。出張時には時間の許すかぎり、地元グルメや名所めぐりを楽しんでいましたね。愛媛の道後温泉や松山城は本当にすばらしかったです……!あ、もちろん、ちゃんと仕事を終えてからですよ(笑)。
「②+αの仕事をする」というのは、インタビュー記事や講演録を作成するとき、「声にならない声」にきちんと耳を傾け、その人の本当に伝えたいことをきちんと誌面に反映できるよう心掛けている、ということ。言葉選びがうまくいって、「こちらの意向を汲んだ記事にしてくれて本当にありがとう」という感謝の言葉をいただいたときは、何よりもうれしいですね。
一番大事にしているのは、「③自分本位にならないこと」です。編集の仕事は、部署のメンバー、関係者、デザイナーさん、印刷会社さんとの連携があって成り立つもの。特にうちの部署では、皆で1つの制作物を作っているので、「自分さえよければ」という考え方で仕事をしていると絶対にうまくいかないんです。コミュニケーションよく情報共有して、常に相手や周囲の立場と状況を考えながら仕事を進めることを、何よりも大事にしています。
でもこの3つ、実はまだ全部、私にとっては道半ばの課題なんです(笑)。堂々と胸を張って言えるように、がんばります!