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会計が分かればビジネスが見える

中小企業会計「リスキリング」の書!
「中小会計要領」誕生の意義と系譜。
そこには中小企業会計研究発展の礎となる「師弟の絆」があった――。

2012年に公表された、中小企業向けの会計ルール「中小会計要領」(中小企業の会計に関する基本要領)。その誕生の意義と背景を、著者の恩師・武田隆二神戸大学名誉教授の学説と、師との「心の交流」エピソードを交え鮮やかに紡ぐ。中小企業会計のルーツと本質をあらためて学べる、「学び直し」に最適の書。
本書は、TKC全国会機関誌『TKC』第530号(2017年3月)から第610号(2023年11月)までに掲載された連載論文をもとに、編纂・編集して収録しています。


会計が分かればビジネスが見える

価格:

3,850円 (本体 3,500円)

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著 者 河崎 照行(甲南大学名誉教授)
規 格 四六判359頁
発行日 2024年5月15日
ISBN 978-4-905467-67-0 C2034

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〔目 次〕

第1章 簿記・会計の理論と構造
 ビジネスの見える化とアカウンタビリティ
 経済社会と会計理論の変化の諸相
 簿記と会計の関係モデル
 会計学の基礎構造(その1) 財務会計・管理会計と情報会計・制度会計
 会計学の基礎構造(その2) 会計公準・一般原則・会計情報基準
 ディスクロージャーの本質

第2章 中小企業会計基準と中小会計要領
 わが国における中小企業会計のあゆみ
 会計制度の二元化と会計基準の複線化
 中小会計要領(総論:Ⅰ)
 中小会計要領(総論:Ⅱ)
 中小会計要領(各論:Ⅰ) 各論の全体像
 中小会計要領(各論:Ⅱ) 基本的な会計処理
 中小会計要領(各論:Ⅲ) 有価証券・棚卸資産・固定資産(減価償却)
 中小会計要領(各論:Ⅳ) リース取引・引当金・外貨建取引等
 中小会計要領と企業会計原則
 企業会計原則のゆくえ(その1)
 企業会計原則のゆくえ(その2)

第3章 中小企業をめぐる経済的・社会的背景
 デジタル型経済とハイブリッド型会計
 無形投資経済の台頭とニューエコノミーの企業モデル
 ニューノーマルと中小企業のBCP(事業継続計画)
 気候変動問題と中小企業
 事業承継問題と中小企業会計の役割
 DX(デジタル・トランスフォーメーション)の本質と中小企業における意義
 中小企業のサバイバル戦略としてのSDGs経営

第4章 職業会計人への役割期待
 AI(人工知能)と職業会計人の将来
 職業会計人と職業倫理
 税理士業務における品質保証と品質管理
 認定経営革新等支援機関と職業会計人
 計算書類の信頼性保証の現行制度
 計算書類の信頼性保証の制度化(その1) 中小企業監査(会計調査人制度)の「これまで」
 計算書類の信頼性保証の制度化(その2) 中小企業監査(会計調査人制度)の「これから」

第5章 簿記・会計研究の挑戦
 『正規の簿記の諸原則』の学問的特徴と現代的意義
 『会計研究の挑戦 理論と制度における「知」の融合』 古稀記念論集の全体像
 伊藤論文「会計は『終焉』か、それとも『再生』か」(その1)
 伊藤論文「会計は『終焉』か、それとも『再生』か」(その2)
 黄論文「会計に関する10のパラドクス」(その1)
 黄論文「会計に関する10のパラドクス」(その2)
 飯塚論文「かくして『中小会計要領』は誕生した」(その1)
 飯塚論文「かくして『中小会計要領』は誕生した」(その2)
 坂本論文「ドイツ税理士による『年度決算書の作成に関する証明業務』」(その1)
 坂本論文「ドイツ税理士による『年度決算書の作成に関する証明業務』」(その2)

第6章 いまに生きる恩師武田先生の教え
 会計学の流れに身を任せ(その1)甲南大学と歩んだ40年
 会計学の流れに身を任せ(その2)甲南大学と歩んだ40年
 新幹線での二人ゼミナール
 厳しい指導こそ、真の優しさ
 教育・研究における無駄と効率性
 論文を読めば、著者の人柄が分かる 武田先生の祥月命日に寄せて

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